衛生管理向け 微生物試験

カビDNA塩基配列解析・分子系統解析

遺伝子解析によるカビの種レベルの同定はITS rDNA領域が基本です。最新の分類体系を反映させて報告をします。

酵母DNA塩基配列解析・分子系統解析

酵母のDNA塩基配列解析は26SのD1/D2領域の解析が主流です。当社はDNA塩基配列を両鎖で解析し簡易分子系統解析を行います。

細菌DNA塩基配列解析・分子系統解析 (16S rDNA)

細菌の16S rDNA塩基配列を用いて、近縁・菌種の同定(推定)を行います。500bpと1500bpの2つの解析を選択できます。バイオセーフティレベル(BSL)を付けてご報告いたします。

同定試験セット(Standard)

DNA塩基配列解析と形態観察として細菌ではコロニー色調、細胞形態、グラム染色性、芽胞形成能の4項目を分類群にあわせて観察ます。

Bacillus cereusグループ関連試験

Bacillus cereusグループは18菌種からなり、16S rDNA塩基配列解析では識別が困難となっています。

ISO/IEC 17025認定同定試験 – DNA塩基配列解析 –

「遺伝子解析による細菌及び真菌 (カビ、酵母) の種の同定」に関して、試験所認定制度の国際規格であるISO/IEC17025の認定を ペリージョンソンラボラトリーアクレディテーションインク より取得しています。

Rapid解析・カビ形態Rapid

Rapid解析は微生物同定データベース、国際塩基配列データベースに相同性検索を行い簡易分子系統解析から帰属種・近縁種を同定します。

微生物確認試験

培養条件(好気、嫌気、高温、低温など)や対象微生物(芽胞菌、大腸菌、乳酸菌、酢酸菌、放線菌など)をご指定いただき、細菌・酵母・カビを対象に目的に合わせた微生物を分離します。

微生物分離

微生物分離は培養条件(好気、嫌気など)や微生物(芽胞菌、乳酸菌、酢酸菌など)を指定いただき、目的に合わせた微生物を分離します。

その他追加試験 (細菌)

細菌のその他追加試験では微生物株の溶血性や耐熱性試験、培養液中の有機酸分析など様々な試験が可能です。

その他追加試験 (カビ)

カビのその他追加試験では微生物株のアフラトキシン生合成遺伝子や生育性、耐熱性など評価する試験です。

その他追加試験 (酵母)

酵母の追加試験では温度、pH、NaCl濃度などの生育条件に対し至適生育温度などを評価する試験です。

菌数測定 (培養法)

細菌、カビ、酵母を指定の培養条件 (好気/嫌気、温度、培地の種類など) や芽胞菌、乳酸菌などの特定の微生物の菌数測定を行います。

菌数測定 (蛍光染色法)

培養を介さない直接計数による菌数測定です。蛍光染色剤を用いて微生物の細胞を特異的に染色し、蛍光顕微鏡にて計数を行います。

抗菌性試験

抗菌性物質や抗生物質の抗菌作用をディスク拡散法 やMIC測定法(平板希釈法および微量液体希釈法) で行います。

菌種情報調査サービス

論文や専門書を用いて学名から分離源、至適生育温度、抗生物質耐性など、その菌種に関する性状を調べます。

微生物試験に関するテクニカルトレーニング

微生物を取扱う上での基礎的な技術、あるいはDNA塩基配列解析などの専門的な技術を学ぶためのテクニカルトレーニングです。

保存アンプル作製・微生物株保管管理

L-乾燥法を用いた保存アンプル作製を行います。特許期間中、微生物株を維持できる条件に適合する方法として寄託機関が採用しています

NCIMB株分譲

NCIMB 研究所が保存するNCIMB株を分譲します。NCIMBは工業利用される有用微生物、海洋細菌を中心に保存を行なっています。

鉄細菌 顕微鏡観察

水中の溶存鉄や溶存マンガンを酸化し、菌体の内外に沈積する能力をもった一群の細菌は「鉄バクテリア」または「鉄細菌」と呼ばれています。

MALDI微生物同定試験 (Biotyper)

細菌、カビ、酵母のタンパク質マススペクトルを取得し、データベースと照合することで、検体の帰属種・近縁種を同定します。