鉄細菌 顕微鏡観察
特長
- 典型的な鉄細菌として知られるGallionella属、Leptothrix属、Sphaerotilus属などをご送付検体から直接検鏡
- 特徴的な細胞形態を捉えた顕微鏡写真付きで報告
概要
水中の溶存鉄や溶存マンガンを酸化し、菌体の内外に沈積する能力をもった一群の細菌は「鉄バクテリア」または「鉄細菌」と呼ばれています。これらの鉄細菌などを含めた糸状微生物 (主に糸状細菌) は、溶存鉄を含む地下水が湧き出ている場所から検出されたり、微生物腐食、活性汚泥のバルキング (膨化) や生物膜の閉塞の原因生物となり、排水などの生物的処理施設を維持管理するうえで問題となることが知られています。
本試験では、水試料 (肉眼で茶褐色の沈殿物が認められるような検体を含む) などを中心に、鉄細菌の有無について光学顕微鏡による観察を行います。下水試験方法 (2012年版) やASTM D932-85 (2009) などを参考に、グラム染色および無染色による観察 (微分干渉観察など) を行います。
国際規格であるASTMインターナショナルの「Standard Test Method for Iron Bacteria in Water and Water-Formed Deposits (D932-85 (2009) ) 」に準拠した鉄細菌の顕微鏡観察にも対応いたします。お問い合わせ下さい。
価格・納期
試験項目 | 単位 | 単価 (税込) | 目安納期 |
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鉄細菌顕微鏡観察 | 検体 | 27,500円 | 10営業日 |
・ 典型的な鉄細菌として知られるグループ (Gallionella 属, Leptothrix 属, Sphaerotilus 属など) においても、検体の状態によっては形態観察による
識別が困難な場合があります。
・ 特異プライマーによる鉄細菌の特異プライマーPCR解析およびリアルタイムPCR解析は、別冊の「環境関連 微生物群集構造解析/菌叢解析 関連
キット販売カタログ」をご参照下さい。
ご依頼前の同意事項
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