Bacillus cereusグループ関連試験

概 要

 現在、Bacillus cereusグループは、18菌種からなり、16S rDNA塩基配列解析では識別が困難となっています1)。B. cereusグループには、B. anthracis (炭疽菌) やB. cereus (セレウス菌) といったバイオセーフティや感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 (感染症法) の観点で極めて重要な菌種が含まれます。当社では、目的に応じた以下の試験項目を提供しています。


参考文献  1) Liu Y, Du J, Lai Q, Zeng R, Ye D, et al. Proposal of nine novel species of the Bacillus cereus group. Int J Syst Evol Microbiol 2017;67:2499–2508.
目的製品名
検体がB. anthracisに帰属しないことを確認したい。B. anthracis否定試験
以下の試験は、B. anthracis否定試験により検体がB. anthracisでないことが確認された後の試験実施となります。
検体がB. cereusグループ内のBSL2に該当する種
(B. cereus、B. wiedmannii) に帰属するか、
それ以外の種に帰属するかを推定したい。
Multiplex PCR試験
Multiplex PCR Rapid試験
検体が下痢毒素を産生するか否かを確認したい。下痢毒素検出試験下痢毒素検出試験
下痢毒素 (溶血素BLエンテロトキシン)
検出試験
検体が嘔吐毒素を産生する可能性があるかを確認したい。CRS遺伝子検出試験

試験内容

B. anthracis 否定試験

B. anthracisに帰属する可能性について、溶血性、運動性の有無及びチロシン分解能の結果から判定します。

BC Multiplex PCR試験

8種類のプライマーにより、B. anthracisを除く B.cereusグループの菌種を7つにグルーピングします。特に、B. crerus、B. thuringiensisを単独で識別することができます。

CRS 遺伝子検出試験

B. cereusグループの中には、B. cereusなど嘔吐毒素を産生する種の存在が知られています。嘔吐毒素の産生に関与する遺伝子(CRS遺伝子)をPCR法にて確認します。

下痢毒素検出試験

B. cereusなどの産生する下痢毒素として、溶血素BLエンテロトキシン、非溶血性エンテロトキシンなどが知られています。当社では2種類の試験を用意しております。
(1) イムノクロマト法により、溶血素BLエンテロトキシンおよび非溶血性エンテロトキシンを検出する下痢毒素検出試験
(2) 逆受身ラテックス凝集法により、高感度 (≧0.6 ng/mL) に溶血素BLエンテロトキシンを検出する下痢毒素 (溶血素BLエンテロトキシン) 検出試験  

試験に使用するキットの特長2)、3)

試験項目下痢毒素検出試験下痢毒素 (溶血素BLエンテロトキシン) 検出試験
使用キットデュオパス®・セレウスエンテロトキシンCRET-RPLA「生研」®
検出原理イムノクロマト法逆受身ラテックス凝集法
検出毒素・溶血素BLエンテロトキシン (HBL)
・非溶血性エンテロトキシン (NHE)
・溶血素BLエンテロトキシン (HBL) NHEは検出不可
HBL検出感度20 ng/mL≧ 0.6 ng/mL (高感度)
試験の判定目視によるバンドの有無 #foogallery-gallery-12908.fg-masonry .fg-item { width: 50px; margin-right: 10px; margin-bottom: 10px; }目視による凝集の大きさ #foogallery-gallery-12912.fg-masonry .fg-item { width: 100px; margin-right: 10px; margin-bottom: 10px; }

参考文献 
2) Ceuppens S, Rajkovic A, Hamelink S, Van De Wiele T, Boon N, et al. Enterotoxin production by Bacillus cereus under gastrointestinal conditions and their immunological detection by commercially available kits. Foodborne Pathog Dis 2012;9:1130–1136.
3) 吉田義博、後藤慶一. セレウス菌に関するセミナー報告. ILSI 2008;95:84–87.

価格・納期

試験項目単位単価(税抜)目安納期
B. anthracis否定試験
9,000円
5営業日
中間報告:3営業日
BC Multiplex PCR試験
42,000円
10営業日
BC Multiplex PCR Rapid試験
54,600円
5営業日
下痢毒素検出試験下痢毒素検出試験
10,000円
3営業日
下痢毒素 (溶血素BLエンテロトキシン) 検出試験
19,000円
6営業日
CRS遺伝子検出試験DNA抽出あり
25,000円
5営業日
中間報告:3営業日
DNA抽出なし
23,000円

・常用培地以外の培地や嫌気条件での培養などを指定の場合、追加費用が必要となります。(【ガイド】検体送付と追加費用のご案内を参照下さい)
・ 多検体での依頼の場合の目安納期は、お問合せ下さい。
・ 中間報告は、E-メール、またはFAXで報告いたします。報告書の結論と異なる可能性があります。

ご依頼前の同意事項

ご依頼前の同意事項(共通) およびテクノスルガ・ラボ基本約款 を確認してお申込み下さい。

B. anthracis 否定試験は、検体がB. anthracis に帰属しないことを証明する試験です。帰属する可能性を否定できない場合にはB. anthracis を含むB. cereus group の種として報告いたします。
・ ご依頼前の同意事項(共通)を必ずご確認下さい。

ご依頼は、以下のファイルよりお申し込み下さい。

利用規約
分析ごとの同意事項、ご依頼前の同意事項(共通) およびテクノスルガ・ラボ基本約款 を確認しました。