生体A DNA 抽出 (JMBC 推奨プロトコル)

特長

  • JMBC(日本マイクロバイオームコンソーシアム)推奨プロトコルに基づき、DNAを抽出し納品

概要

JMBCが推奨する糞便メタゲノム解析推奨プロトコル1,2)に基づきDNAを抽出します。

受入可能な検体

検体由来

由来

検体の種類※

A 区分: 糞便検体

ヒト

糞便

血液、臓器、細胞組織およびそれらが付着した検体の受け入れはできません。
ヒト以外の糞便検体でのDNA抽出はご相談下さい。

必要検体量・送付方法

検体の種類

必要量

留意点および送付方法

A区分

糞便

糞便採取容器 ( 保存液なし )
あるいは気密性の高い容器

0.2 ~ 0.5 g

採取後速やかに冷凍保存、冷凍輸送

糞便採取容器 ( 保存液あり )
メタボロキーパー®

採取後速やかに冷蔵保存
冷蔵輸送推奨、常温輸送可

・保存液は捨てずに検体を採取し、採取後も採取容器は冷凍せず、保存液の中に検体が入った状態でご送付下さい。
・冷凍する場合の保管温度帯は腸内環境分析用 糞便採取キット・採取容器のページをご参照下さい。

作業の流れ

  • 検体の秤量(オプション)

  • 破砕

  • 精製

  • 濃度測定

仕様

使用機器またはキット

内容

・ ISOSPIN Fecal DNA

糞便からの DNA 抽出~精製を実施します。

納品内容

TEバッファーに溶解したDNAを70 μL以上納品します。吸光度測定によるDNA濃度測定結果を報告します。

報告納品内容

形式

DNA 抽出物

マイクロチューブ

DNA 濃度測定結果

Excel ファイル

報告書サンプル

SAMPLE/16S rDNA-500 (BLAST) 報告書v1.12のサムネイル

価格納期

試験項目

区分

検体数

単位

単価(税抜)

目安納期

DNA抽出 (JMBC 推奨プロトコル )

A 区分

1

検体

12,000 円

15 営業日~

参考文献

  • (1)

     Tourlousse DM, Narita K, Miura T, Sakamoto M, Ohashi A et al . Validation and standardization of DNA extraction and library construction methods for metagenomics-based human fecal microbiome measurements.Microbiome 2021;9:95.

  • (2) JMBC糞便メタゲノム解析推奨プロトコル ver2.1.
    http://www.jmbc.life/news/images/SOPv1.2.pdf
オプション

仕様

試験項目

内容

秤量

DNA 抽出に使う検体量を秤量し、抽出を行います。

( ※リアルタイムPCR 解析に使用する場合は必須)

PCR 増幅確認

16S rDNA のユニバーサルプライマーを用いてPCR 増幅の有無を確認します。

二本鎖 (ds) DNA 濃度測定

蛍光法によりQubit またはマイクロプレートリーダーで測定します。

糞便 混錬作業

均一化のための糞便の混錬作業です。同一検体を複数の容器でお送りいただき、それらをまとめて秤量する場合、混錬作業が必要な場合があります。

納品内容

報告納品内容

形式

秤量結果

Excel ファイル

PCR 増幅確認結果

jpg ファイル

二本鎖 (ds) DNA 濃度測定結果

Excel ファイル

価格・納期

追加試験項目

検体数

単位

単価(税抜)

目安納期

秤量

1

検体

1,000 円~

+ 2 営業日~

PCR 増幅確認

1

検体

6,000 円

+ 5 営業日~

二本鎖 (ds) DNA
濃度測定 ( 蛍光法 )

1 ~ 4

検体

5,000 円

+ 2 営業日~

5 ~ 23

検体

3,000 円

24 ~

検体

2,000 円

糞便 混錬作業※

1

検体

1,000 円~

お問い合わせ下さい

ご依頼前の同意事項

・ DNA抽出物の納品には、別途送料が必要となる場合がございます。
糞便検体でリアルタイムPCR解析、または糞便理化学分析を同時あるいは追加で行う場合は、保存液入りの糞便採取容器は使用できません。保存液なしの採取容器をご使用下さい。
・ 解凍に伴う梱包材の軟化や破断による汚染が考えられるため、発泡スチロールなどに梱包いただき、漏洩にご注意下さい。
・ 秤量および他試験項目を同時に行う場合には、検体の必要量が変わりますのでお問い合わせ下さい。
・ 本試験項目は、当社の受託解析サービス (アンプリコンシーケンス解析、リアルタイムPCR解析など)の基本サービスであり、当社の受託解析サービス以外での解析における必要なDNA量および品質を保証するものではありません。
・ 当社において、ショットガンメタゲノム解析での最適なDNA抽出方法の検証は行っておりません。
・ DNAの収量は、検体量および保存状態に依存します。あらかじめご了承下さい。
・ DNAの収量評価については、オプションサービスをご依頼下さい。
・ 糞便の場合、DNA必要量がお決まりの場合には事前にご相談下さい。
・ 哺乳類・鳥類などの野生動物 (野良も含む) 由来の検体は、送付前にお客様の元で加熱処理(85℃ 15分以上)をお願いします。
ご依頼前の同意事項 (共通) を必ずご確認下さい。