菌数測定 (蛍光染色法)

特長

  • 培養を介さない直接計数

  • 乳酸菌の含有量など、 機能性表示食品などの評価方法に

概要

蛍光染色剤を用いて微生物の細胞を特異的に染色し、蛍光顕微鏡にて計数を行います。

受入可能な検体

種類

必要量

備考

乳酸菌などの粉末

1g 以上

菌数が極端に少ない、 不溶性の夾雑物が多量に含まれる検体や、 作業時に細菌の凝集が認められる検体では、 試験が困難な場合があります。
目安として菌数が 1 × 10^5 cells/mL (g) 未満の場合、 定量下限値未満となり、検出できない可能性があります。

環境検体

1L 程度
(1 × 10^5 cells/mL 以上 )

作業の流れ

  • 希釈

  • 染色・フィルター集積

  • 計数

  • 写真撮影

測定方法・原理の違い

染色液
DAPI / SYBR Green I

染色原理
細胞の核酸を染色 ⇒ 生菌・死菌問わず染色されます。

染色液
CFDA

染色原理
細胞内に浸透したCFDAがエステラーゼ活性により蛍光性のカルボキシフルオレセインを生産
⇒細胞内にエステラーゼ活性を有する生菌のみ染色されます。

納品内容

試験項目

報告内容

付属データ

蛍光染色法 全細菌計数

計数条件
計数結果 (cells/mL or cells/g)

顕微鏡写真 ( jpg ファイル )
計数値および平均計数値 ( xlsx ファイル )

蛍光染色法 生細菌計数

蛍光染色法 全細菌および生細菌計数

価格・納期

試験項目

単位

単価(税抜)

目安納期

蛍光染色法 全細菌計数

検体

18,000 円

16 営業日~

蛍光染色法 生細菌計数

検体

18,000 円

蛍光染色法 全細菌および生細菌計数

検体

31,000 円

  • 依頼書の記入内容および検体を確認し、必要な場合には予備試験を提案します。

ご依頼前の同意事項

・ 機能性表示食品の届出のため作業手順書を発行する際は、発行費用 3,000円 (税抜) をご請求します。
・ 検体の種類によっては、細胞の分散が困難なため、正確な計数ができません。
・ 不溶性の夾雑物が含まれる場合には、正確な計数ができません。
・ 本試験は細菌の計数を目的としており、検体中にカビ・酵母が含まれる場合、正確に計数できない場合があります。
・ 観察者の違いにより、細菌と判断するサイズ、形状および蛍光強度は異なる場合がございます。
・ 計数の結果は提供された検体の状態に依存します。提供された検体が不均質あるいは凝集している場合、それらに関連して生じた問題について、当社は責任を負いかねます。
・ ご依頼前の同意事項 (共通) を必ずご確認下さい。