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サービス

Rapid解析・カビ形態Rapid

試験のポイント

  • 第十八改正日本薬局方 参考資料「遺伝子解析による微生物の迅速同定法」〈G4-7-160〉を準用したプロトコルにより細菌・酵母・カビを同定※1

  • Rapid解析
    同定結果を4営業日で報告。
    中間報告ありの場合は、相同性検索結果上位5位を3営業日で連絡

  • ENKI BLAST Rapid
    当社微生物同定データベースに対する相同性検索結果を2営業日で報告

  • 当社開発の微生物同定システム「ENKI®」による簡易分子系統解析を実施

  • 報告書には、帰属種・近縁種のバイオセーフティレベルを記載

  • カビ形態Rapidは除く。

サービス概要

こんな方におすすめです

  • 医薬品・食品・飲料メーカーなどで品質管理を担当され、迅速・正確な微生物同定が求められる方

  • MALDI微生物同定試験で未同定となった検体の追加試験を希望される方

対象
細菌、カビ、酵母
対象フィールド
食品、製薬など幅広い分野
試験項目
◎Rapid解析(中間報告あり・なし)
◎ENKI BLAST Rapid解析
◎カビ形態Rapid
納期目安
2営業日~4営業日

医薬品や食品・飲料メーカーなどで衛生管理を担当され、特に迅速性を要求されるお客様におすすめです。
DNA塩基配列解析には、当社が開発した微生物同定システム「ENKI®」を使用します。

〈Rapid解析について〉
・当社の微生物同定データベースおよび国際塩基配列データベース(INSD:DDBJ/ENA/GenBank)に対して相同性検索を行い、その結果に基づく簡易分子系統解析から帰属種・近縁種を同定します。
・中間報告ありの場合:3営業日で中間報告(上位5位)、4営業日で最終報告
・中間報告なしの場合:4営業日で最終報告
 ※「中間報告」とは、当社微生物同定データベースに対して相同性検索を行い、上位5位の結果を3営業日でメールでご報告するものです。最終報告と異なる可能性がある点について、あらかじめご了承ください。

〈ENKI BLAST Rapid解析について〉
・当社の微生物同定データベースに対する相同性検索結果のみを2営業日で報告します。
・対象: 細菌・酵母(カビは対象外となります)
・オプションとして「簡易分子系統解析」を追加することで、「Rapid解析」と同様の内容をご報告することが可能です。  
 ◎オプション料金:+8,000円(税抜)/株
 ◎オプション納期:+5営業日

〈カビ形態Rapidについて〉
・顕微鏡観察により識別可能なレベル(基本的に属レベル)までの分類群を同定します。

受入可能な検体

〈ご依頼時のお願い〉


〈注意事項〉

  • 検体の受付は12:00までとさせていただきます。12:00以降に到着した検体については翌営業日の受付となります。
  • 1回目のPCRでDNA増幅産物が得られない場合、納期を1営業日延長いたします。延長が判明した時点でお客様にご案内いたしますが、ご返信を待たずに2回目のPCRを実施いたします。2回目のPCRでDNA増幅産物が得られない場合は、その時点で作業を中止させていただきます。
カテゴリー必要量備考
細菌純粋培養物
(平板培地1枚)
平板培養による純粋培養物をご用意下さい。
コンタミネーションにより単離や当社での培養確認を行う必要がある検体は、 別途有償での作業が必要となります。
一度にお受けできる検体数は、1 依頼あたり 8 株までです。
平板培養物中に複数のコロニーが存在する場合には、 解析対象のコロニーに目印をして下さい。

参照情報【同定を目的とした培養平板物について
参照情報【検体を発送いただく際の運送会社について
酵母
カビ

納品内容

カテゴリー試験項目報告内容付属データ
細菌16S rDNA-500
(ENKI BLAST)Rapid
•当社微生物同定データベース照合結果の上位 30 位
•それらのバイオセーフティレベル
• DNA塩基配列データ
• シーケンス波形データ
酵母26S rDNA-D1/D2
(ENKI BLAST) Rapid
細菌16S rDNA-500 Rapid• 当社微生物同定データベース照合結果の上位 30 位
• 系統樹
• 同定結果
• 帰属種および近縁種のバイオセーフティレベル

<参考情報>
• 国際塩基配列データベース照合結果の上位 30 位
• 帰属種・近縁種の分離源情報(ご希望のお客様のみ)
酵母26S rDNA-D1/D2 Rapid
カビITS rDNA Rapid
28S rDNA-D1/D2 Rapid
カビカビ形態 Rapid• コロニー形態および細胞形態の特徴(菌糸、 分生子など)の顕微鏡観察写真
• 識別可能なレベル(基本的に属レベル)までの分類群の同定結果
• 帰属分類群のバイオセーフティレベル
• コロニー写真
• 顕微鏡観察写真

報告書サンプル

解析プロセス

「ENKI BLAST Rapid解析」、「Rapid解析」の場合

DNA抽出
共通して実施します。
PCR増幅
共通して実施します。
シーケンス
共通して実施します。
配列決定
共通して実施します。
相同性検索
ENKI BLAST Rapid解析:当社微生物同定データベースに対する相同性検索を行い、その結果(上位30位)のみをご報告します。
Rapid解析(中間報告なし):当社微生物同定データベースおよび国際塩基配列データベースに対して相同性検索を行い、その結果(上位30位)をご報告します。
Rapid解析(中間報告あり):塩基配列決定後、当社微生物同定データベースに対する相同性検索を行い、上位5位をご報告します。最終的な結論と異なる可能性があります。
系統解析
ENKI BLAST Rapid解析:系統解析は行いません。
Rapid解析:当社微生物同定データベースに対して系統解析を行います。

「カビ形態Rapid」の場合

検体外観観察
プレパラート作製
顕微鏡観察
写真撮影
分類群の同定

価格・納期

カテゴリー試験項目単位単価(税抜)中間報告目安納期
細菌16S rDNA-500(ENKI BLAST) Rapid20,800円2営業日
16S rDNA-500 Rapid29,300円3 営業日4 営業日
27,300円
酵母26S rDNA-D1/D2 (ENKI BLAST) Rapid28,600円2 営業日
26S rDNA-D1/D2 Rapid37,100円3 営業日4 営業日
35,100円
カビITS rDNA Rapid
または
28S rDNA-D1/D2 Rapid
41,000円3 営業日4 営業日
39,000円
カビ形態 Rapid15,000円

〈補足〉

  • 「中間報告」とは、当社微生物同定データベースに対して相同性検索を行い、上位5位の結果を3営業日でメールでご報告するものです。なお、最終的な解析結果と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 「ENKI BLAST Rapid解析」を実施後、オプションとして「簡易分子系統解析」を追加することで、「Rapid解析」と同様の内容をご報告することが可能です。
     ◎料金:8,000円(税抜)/株
     ◎納期:+5営業日
  • 1回目のPCRでDNA増幅産物が得られない場合、納期を1営業日延長いたします。延長が判明した時点でお客様にご案内いたしますが、ご返信を待たずに2回目のPCRを実施いたします。2回目のPCRでDNA増幅産物が得られない場合は、その時点で作業を中止させていただきます。


依頼書のダウンロード

ご依頼前の同意事項

  • 見積書・注文書の取り交わしを省略し、依頼書および検体の到着をもって注文とし、解析を開始します。
  • 純粋培養された検体に限り直接解析を実施します。混釈培養物、液体培養物は即時解析できません。平板塗抹による純粋培養物をご用意下さい。
  • 16S rDNAおよび26S rDNAの (ENKI BLAST) Rapidは、1回目のPCRでDNA増幅産物が得られない場合には、納期を1営業日延長いたします。
  • 一度にお受けできる検体数は、1依頼あたり8株までです。
  • 検体到着予定日の前営業日17:00までに依頼書の到着がない場合、所定の日数での報告ができないことがあります。
  • 試験対象が試験当日の 12:00 までに確定できない場合、または試験前の区分確認をご希望の場合は、翌営業日から解析します。
  • コンタミネーション等により当社での単離や再培養を行う必要がある検体は、別途有償での作業が必要となります。
  • 複数の帰属種の同定候補がある場合や新規分類群に該当する可能性がある場合には、帰属種・近縁種の同定が困難なことがあります。
  • カビ形態Rapidは、衛生管理向けの迅速な解析です。分類群や培養品の状態によっては、帰属種・近縁種の同定ができないことがあります。また、結果に添付する顕微鏡写真などは、学術研究報告向けを想定したものではありません。
  • カビ・酵母の場合、テレオモルフ(有性時代)とアナモルフ(無性時代)の判別はできません。
  • スラント、保存アンプル作製などの培養を含む追加解析を行う場合、別途微生物株の再送をお願いすることがあります。
  • ご依頼前の同意事項(共通)を必ずご確認下さい。
  • PCR時のポリメラーゼ反応エラーおよびシーケンサーのシグナル強度に起因する混合塩基の判定、ばらつきにおける試験結果への影響は考慮しておりません。
  • 検体の状態によりPCR増幅ができないことがあります。PCRを2回実施しても増幅産物が得られない場合、以降の試験を中止とします。PCR条件を変更しての再試験実施を希望される場合、追加費用が発生します。
  • バイオセーフティレベルは、細菌「日本細菌学会バイオセーフティ指針」、カビ・酵母「Atlas of clinical fungi」または「各微生物株保存機関の情報」 を採用しています。他の機関や海外の情報とは異なる場合があります。
  • バイオセーフティレベルは、病原体の危険度レベルに基づく分類です。結果に報告されるバイオセーフティレベルは、当社がその安全性(危険性)を保証するものではありません。
  • バイオセーフティレベルは、各微生物種に対し定められています。報告書で示すバイオセーフティレベルは目安であり、検体自体のバイオセーフティレベルを示すものではありません。

細菌用021_Rapid_bacteria_V18.zip

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酵母用023_Rapid_yeast_V18

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カビ用022_Rapid_mold_V17

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