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サービス

細菌形態観察および生理・生化学的性状試験

試験のポイント

  • 英国NCIMB研究所との技術提携により実現した試験

  • DNA塩基配列解析の追加試験として実施することで帰属種・近縁種との比較考察が可能

  • 好気性菌だけでなく、 嫌気性菌や放線菌にも対応

サービス概要

試験対象
細菌
試験内容および納期
細菌形態観察(8営業日)
細菌第一段階試験(14営業日~)
細菌第二段階試験(22営業日~)
細菌第一 ・ 第二段階試験セット(22営業日~)
放線菌形態観察(20営業日)
放線菌生理 ・ 生化学的性状試験(22営業日~)
オプション
API ZYM(細菌第二段階試験で選択可能)

細菌の形態学的な特徴や生理・生化学的な性状を調べ、帰属分類群を推定するために必要なデータを取得する試験です。複数の試験項目をセットにした細菌第一段階試験、細菌第二段階試験および放線菌生理・生化学的性状試験をご用意しています。
細菌第二段階試験では、事前にDNA塩基配列解析を実施している場合、その情報から有効な生理・生化学的性状試験項目を実施しますので、より詳細に近縁種と比較することが可能となります。

受入可能な検体

種類必要量備考
平板培養物1 枚当社での培養確認を必須とします。培養条件をご指示下さい。液体培養物から直接解析を実施する場合、承諾書にご署名をいただきます。
液体培養物1 本
スラント(斜面培養物)
アンプル
凍結保存品(グリセロールストック)

解析プロセス

細菌第一・第二段階試験セット(考察※1あり)のの場合

  • 考察:同定に至った経緯の文章説明
純度確認
細菌第一段階試験
細菌第二段階試験
文献比較
総合考察

納品内容

試験項目報告内容付属データ
細菌形態観察コロニー性状、細胞形態、グラム染色性および芽胞形成能
(培養24~48時間程度)
・ コロニー像
・ グラム染色像
細菌第一段階試験・コロニー性状、細胞形態、運動性観察
・カタラーゼ、オキシダーゼ、O/Fテストなどの生理・生化学的性状試験
・考察 (推定に至った経緯の文章説明)
・推定結果
細菌第二段階試験・生理・生化学的性状試験用キット (API))による炭素源の資化性、酸化/発酵性および酵素活性などの試験
・帰属種・近縁種の同定に有効な追加試験
・考察(推定に至った経緯の文章説明)
・推定結果
細菌第一 ・ 第二段階試験セット細菌第一段階+ 細菌第二段階試験
放線菌形態観察※1 ISP2培地上でのコロニー性状、菌糸および胞子などの細胞形態・コロニー像
・光学顕微鏡観察像
放線菌生理 ・ 生化学的性状試験※1・各種ISP培地上での生育状況、コロニー性状、色素産生、光学顕微鏡での気菌糸の観察
・生育温度、耐塩性、基質の加水分解、炭素源の資化性試験
  • 放線菌を対象とした試験では、考察や同定結果は含まれません。

報告書サンプル

価格・納期

試験項目単位考察※1なし考察※1あり
単価(税抜)目安納期単価(税抜)目安納期
細菌形態観察11,000 円8営業日
細菌第一段階試験24,000 円14営業日~28,000 円17営業日~
細菌第二段階試験68,000 円22営業日~73,000 円25営業日~
細菌第一 ・ 第二段階試験セット92,000 円22営業日~101,000 円27営業日~
放線菌形態観察14,000 円20 営業日
放線菌生理 ・ 生化学的性状試験87,000 円22営業日~
  • 考察:同定に至った経緯の文章説明

オプション|API ZYM

細菌第二段階試験で選択可能なオプションです。

試験項目報告内容単位単価(税抜)納期
API ZYMご指定の微生物株の配列比較 ( アライメント) を行い、相違箇所を明確にします。15,000 円+5営業日~



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ご依頼前の同意事項

  • ご依頼前の同意事項 (共通) を必ずご確認下さい。
  • 検体の生育性の有無や培養時間は、その菌の性状に依存します。当社は試験の遂行に最善の努力を払いますが、実施の確実性を保証するものではありません。
  • 培養条件や培養スケールの違いにより、菌株の性状が変化する可能性があります。これらの試験結果への影響について、当社は保証するものではありません。
  • 培養は、お客様のご指定、または当社で適当と判断した培養条件で行いますが、十分な生育が得られることを当社は保証するものではありません。
  • バイオセーフティレベルは、細菌「日本細菌学会バイオセーフティ指針」、カビ・酵母「Atlas of clinical fungi」または「各微生物株保存機関の情報」 を採用しています。他の機関や海外の情報とは異なる場合があります。
  • バイオセーフティレベルは、病原体の危険度レベルに基づく分類です。結果に報告されるバイオセーフティレベルは、当社がその安全性(危険性)を保証するものではありません。
  • バイオセーフティレベルは、各微生物種に対し定められています。報告書で示すバイオセーフティレベルは目安であり、検体自体のバイオセーフティレベルを示すものではありません。

051A_physiol_bacteria_V17.zip

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