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サービス

微生物分離

試験のポイント

  • 目的に合わせた分離培養条件が選択可能

  • 食品、飼料、水や土壌、皮革製品など様々な検体に対応

  • 植物などの環境検体から乳酸菌や酵母など有用菌のスクリーニングに

サービス概要

対象
細菌、カビ、酵母
試験項目
微生物分離
目安納期
細菌:16営業日~
カビ・酵母:25営業日~

細菌、カビ、酵母を対象として、培養条件(好気、嫌気、高温、低温など)や芽胞菌、大腸菌、乳酸菌、酢酸菌、放線菌などの対象微生物をご指定いただき、目的に合わせた微生物を分離します。食品、飼料、水や土壌などの環境検体、また、微生物に汚染された日用品、皮革製品など様々な検体の取扱いが可能です。特殊な環境中に存在する微生物(硫酸塩還元菌や鉄酸化細菌など)の分離につきましては、別途、お問い合わせ下さい。

受入可能な検体

カテゴリー必要量備考
培養液などの液体50 mL検体の劣化や微生物叢の変化を抑えるため、冷蔵でお送り下さい ( ただし、冷蔵に適さない微生物もあります)。
到着予定日は当社営業日とし、依頼書などで事前に到着日をお知らせ下さい。
活性汚泥50 mL
地下水などの環境水100 mL
土壌など10 g

解析プロセス

培地作製
塗抹作業
培養
釣菌・純化培養
微生物区分の分類、分離株グルーピング、コロニー写真撮影

納品内容

試験項目報告内容
微生物分離・コロニー形態
・細胞形態に基づいた微生物区分 ( 細菌・酵母・カビ) の分類
・分離平板から目視による優占度の高い株順に分離株番号割付け

例)細菌: -B1, -B2
  酵母: -Y1, -Y2
  カビ: -M1, -M2
  乳酸菌を指定の場合: -L1, -L2分離した際の平板写真と分離株のコロニー写真

報告書サンプル

価格・納期

試験項目単位単価(税抜)目安納期
微生物分離 全コロニー対象
・コロニー形態の異なる全ての微生物株を分離します。
細菌検体(条件)52,000 円・細菌 :16 営業日~
・カビ / 酵母 :25 営業日~
・嫌気培養の場合:+2 ~ 4 営業日
乳酸菌対象※165,000 円
カビ・酵母32,000 円
微生物分離 目的コロニー 1 種選択
・コロニー形態から、優占度の高い株やご指定の条件に該当するコロニー1 種を分離します。
細菌種(条件)18,000 円
乳酸菌対象※131,000 円
カビ・酵母19,000 円
上記の分離に目的コロニー1種を追加細菌種(条件)+ 8,000円
乳酸菌対象※1+ 8,000円
カビ・酵母+ 7,000円
加熱処理(芽胞菌対象)※2検体+ 8,000 円
その他、 特定の微生物の分離検体お問い合わせ下さい
  • 乳酸菌は、分離株のグラム染色およびカタラーゼ試験を実施の上、グラム陽性・カタラーゼ陰性の微生物株を単離します。
  • 芽胞菌の分離を目的とする場合には、通常、芽胞を形成しない細菌を死滅させるために「80℃、10分」の加熱処理を行います。加熱温度および時間のご指定がある場合は依頼書などでご指定下さい。
製品単位単価(税抜)目安納期
凍結保存品 ( グリセロールストック ) 作製※1
1 株あたり3 本以上の作製に限ります。
3本セット+ 18,000 円19 営業日~
1本追加+ 1,000 円
凍結保存品 ( グリセロールストック ) 発送ドライアイス1式+ 700 円
送料1式+ 2,000 円
スラント ( 斜面培養物 ) 作製※11本+ 1,000 円5 営業日~
スラント ( 斜面培養物 ) 発送送料1式+ 2,000 円
  • 微生物株の安全性を担保するため、原則として同定済みの株を対象とします。


依頼書のダウンロード

ご依頼前の同意事項

  • 分離には同定試験を含みません。分離株の近縁種の推定には、MALDI微生物同定試験DNA塩基配列解析を追加でご依頼下さい。
  • 分離対象とする各微生物群で培地が異なる場合、培養条件ごとに別途費用が必要となります。また、同じ分離対象であっても、培養条件数ごとに費用が生じます。
  • 分離株は、純粋培養の状態では著しく生育活性が落ちることもあります。このような純粋培養の困難な微生物株では、分離株の返送および微生物試験を追加することができないこともあります。
  • ご依頼前の同意事項(共通)を必ずご確認下さい。
  • 検体の生育性の有無や培養時間は、その菌の性状に依存します。当社は試験の遂行に最善の努力を払いますが、実施の確実性を保証するものではありません。
  • 培養条件や培養スケールの違いにより、菌株の性状が変化する可能性があります。これらの試験結果への影響について、当社は保証するものではありません。
  • 培養は、お客様のご指定、または当社で適当と判断した培養条件で行いますが、十分な生育が得られることを当社は保証するものではありません。
  • 自家調製培地を使用しています。培地性能試験は実施しておりません。
  • バイオセーフティレベルは、細菌「日本細菌学会バイオセーフティ指針」、カビ・酵母「Atlas of clinical fungi」または「各微生物株保存機関の情報」 を採用しています。他の機関や海外の情報とは異なる場合があります。
  • バイオセーフティレベルは、病原体の危険度レベルに基づく分類です。結果に報告されるバイオセーフティレベルは、当社がその安全性(危険性)を保証するものではありません。
  • バイオセーフティレベルは、各微生物種に対し定められています。報告書で示すバイオセーフティレベルは目安であり、検体自体のバイオセーフティレベルを示すものではありません。
  • 取得できる分離株は、当該試験時における検体の状況や培養条件に基づきます。同一の検体、培養条件で分離を行ったとしても、同一の菌株が取得できる保証はございません。
  • 培養条件により、分離される菌種、菌株数が異なる可能性があります。検体中のすべての菌株を取得することを保証するものではありません。
  • 同一菌種でも異なったコロニー形態、性状を示すことがあります。別種として分離した株が、DNA塩基配列解析等で同一菌種と同定されることがあります。

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