2020年4月に有機酸分析システムを追加導入しました。
同一の糞便検体について従来機と新型機で測定した結果。
新型機は従来機と同等の測定値が得られることがわかりました。
有機酸分析システムについて
糞便中有機酸分析について、多くのお客様にご利用いただいており、さらなる分析速度の向上のために2020年4月に有機酸分析システムを追加導入いたしました (表1)。
同一の糞便検体について従来機と新型機で測定した結果 (図1)、新型機は従来機と同等の測定値が得られることがわかりました。
2020年7月より新規のお客様のご依頼については、新型機での測定結果を納品させていただいています。
有機酸分析システム1号機(従来機)と2号機(新型機) の測定条件
島津有機酸分析システム 1号機(従来機)
| カラム | Shim-pack SCR-102(H), 300 mm × 8 mm ID, 2本直列で使用 |
| ガードカラム | Shim-pack SCR-102(H), 50 mm × 6 mmID |
| オーブン温度 | 45°C |
| 電気伝導度検出器 | CDD-10A |
島津有機酸分析システム 2号機(新型機)
| カラム | Shim-Shim-pack Fast-OA, 100 mm × 7.8 mm ID, 3本直列で使用 |
| ガードカラム | Shim-pack Fast-OA, 10 mm × 4.0 mm ID |
| オーブン温度 | 450°C |
| 電気伝導度検出器 | CDD-10Avp |
共通
| 溶離液 | 5 mmol/L p-トルエンスルホン酸 |
| 反応液 | 5 mmol/L p-トルエンスルホン酸, 100 μmol/L EDTA, 20 mmol/L Bis-Tris |
| 流速 | 40.8 mL/min |
表1. 有機酸分析システム1号機(従来機)と2号機(新型機) の測定条件
