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技術・お役立ち情報

MALDI微生物同定試験における即日報告ができない検体と培養・保管・輸送条件による結果への影響

即日報告ができない検体について

当社のMALDI微生物同定試験では、細菌・酵母の純粋培養物で、当日午前中までに受入手続きが完了した検体について、原則として即日報告を行っています。
ただし、検体の状態や到着条件などにより、即日報告の対象外となる場合がございます。
サービスページでは説明しきれない内容について、以下に詳しくご説明いたします。

あらかじめご了承下さい。

〈対象例〉

このような検体を受領した場合、当社にて純化作業または再培養が必要になるので、即日報告の対象外となります。
純化作業や再培養を実施した場合、追加費用および追加納期が発生します。

▼以下の表をご参照下さい。(参考情報【同定を目的とした培養平板物について】)

検体の状態参考イメージ即日報告の可否
純化済みの単一コロニーが生育した培養物培養平板_単一コロニー可能
純化されてない複数種の単一コロニー
〈例〉菌数測定後の検体
・目的コロニーに〇印の指定がある場合:可能
・目的コロニーに〇印の指定がない場合:対象コロニーが判断できないため即日報告ができません
液体培養物、混釈培養物、ペトリフィルム、選択培地で培養した検体など 指定培地による純化や再培養が必要のため、即日報告ができません

以下の事情により、当日12:00までに受入手続きが完了しない場合、即日報告の対象外となります。

コロニー性状による同種/別種を判断するグルーピング作業を実施する場合、追加費用および追加納期が発生するため、即日報告の対象外となります。

細菌・酵母の純粋培養物であっても、冷蔵で保管または輸送された検体は再培養が必要になるので、即日報告の対象外となります。
再培養を実施した場合、追加費用および追加納期が発生します。

他の試験で使用された検体は、新鮮な状態ではない可能性が高いです。
また、以下の図のように、見た目は単一であっても、重なったコロニーが混在している可能性があります。
そのため、

のいずれかが必要となり、純化作業を行う場合は追加費用および追加納期が発生します。

MALDI_他の試験で使用された検体

培養、保管、輸送の条件が結果に与える影響

MALDI-TOF MS法は、菌体を構成するタンパク質のマススペクトルパターンを利用して同定します。
また、MALDI Biotyperのデータベースは、新鮮な菌株から取得されたマススペクトルパターンを基に構築されています。
そのため、長期間の培養や冷蔵での保管・輸送により菌体のタンパク質構成が変化した検体では、試験結果が未同定となる可能性が高くなります

より正確な同定結果をご提供するため、お客様には以下のことへのご協力をお願いしております。

■ 培養から解析までの経過時間

再培養が必要かどうか判断する際、以下の表をご参照下さい。
あくまで参考となりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

MALDI_再培養参考図

■ 保管・輸送条件


■ 培養から解析までの経過時間

■ 保管・輸送条件

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