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技術・お役立ち情報

当社採便容器の保存液によるコロナウイルス不活化検証済み

コロナウイルス感染者の糞便からは、最初の症状が現れてから平均28 日後までコロナウイルスが検出 (口腔と比べ11 日程⾧い) されます (Wu et al. 2020)。また、糞便中のコロナウイルスは、手などを介した糞便-経口感染の可能性があることが報告されています(Guo et al. 2021)。

当社保存液について外部機関にてウイルス不活化試験を実施した結果、保存液にウイルス試験液を添加15分後にはコロナウイルスが検出限界以下まで減少し、不活化されることが検証されました。
採便容器内の保存液によりコロナウイルスは不活化されますが、糞便採取キットの使用後は付属のビニール袋に入れて収集・保管いただくとともに、手洗いやアルコール消毒の励行をお願いいたします。

参考文献

  1. Wu Y, Guo C, Tang L, Hong Z, Zhou J, et al. Prolonged presence of SARS-CoV-2 viral RNA in faecal samples. Lancet Gastroenterol Hepatol 2020;5:434–435.
  2. Guo M, Tao W, Flavell RA, Zhu S. Potential intestinal infection and faecal–oral transmission of SARS-CoV-2. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 2021;29:1–15.

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