その他追加試験など (細菌)

概 要

 黄色ブドウ球菌の毒素遺伝子検出試験や株識別試験、微生物株の溶血性や耐熱性、培養液中の有機酸分析など様々な試験が可能です。以下の試験の他にも、ご要望に応じた試験を提案いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。

試験内容

黄色ブドウ球菌毒素遺伝子検出試験

 Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌) は、エンテロトキシンを産生し、嘔吐を主徴とする食中毒を引き起こすことから、食品衛生学上重要視されています。メチシリン耐性 Staphylococcus aureus (MRSA) は院内感染の最も重要な起因菌であり、臨床微生物学の観点からも重要視されています。検体がS. aureusと同定された場合の各種毒素遺伝子をMultiplex PCR法にて確認します。
なお、Multiplex PCR法による各種遺伝子の検出結果は、当該遺伝子を保有していることを示すものであり、当該遺伝子産物が発現していることを証明するものではありません。

試験セット対象遺伝子
プライマーセット1食中毒に関与するエンテロトキシン遺伝子 エンテロトキシンA~E( sea, seb, sec, sed, see)
プライマーセット2皮膚剥脱毒素遺伝子 (eta, etb)
スーパー抗原活性を示す毒素性ショック症候群毒素遺伝子 (tst)
抗生物質耐性に関与するメチシリン耐性遺伝子 (mecA)
プライマーセット3重篤な症状を引き起こすと考えられる細胞溶解毒素 (Panton-Valentine leukocidin) に関与する毒素遺伝子、抗生物質耐性に関与するメチシリン耐性遺伝子 (mecA)
プライマーセット1
プライマーセット2​
プライマーセット3​

エンテロトキシン (A~E) ​
表皮剥脱毒素、
毒素性ショック症候群毒素、
メチシリン耐性遺伝子

細胞溶解毒素遺伝子​

P: positive control, 1: NBRC xxxx, 2: NBRC xxxx, 3: NBRC xxxx, 4: NBRC xxxx, 5: xxxx, 6: NBRC xxxx, 7: NBRC xxxx, 8: NBRC xxxx, 9: IMSUT01, 10: IMSUT02, 11: IMSUT03, 12: IMSUT29, N: Negative control, M: 50 bp Ladder, femA: S. aureus positive control

黄色ブドウ球菌菌株識別試験

 Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌) の株の異同をPOT法 (PCR-based ORF Typing) により識別します。検体がS. aureusと同定された場合の追加試験となります。

溶血性試験

 血液寒天培地上でコロニーの周囲に溶血環が認められるか否かにより、溶血性の有無を確認します。微生物株により、動物種 (ヒツジ、ウマ、ウサギなど) に対する溶血能力が異なることもあります。ご希望の動物種をご指定下さい。

耐熱性試験 (定性) ・ (定量)

 100℃以下のご指定の条件による加熱処理後、培養による生育性から耐熱性の有無を判定する試験です。食品衛生検査指針では、耐熱性芽胞の有無は沸騰水中で10分加熱後の生育性を確認することとされています。その一方で、耐熱性試験を行う際には、食品の製造条件などの現場の状況を考慮した加熱条件で耐熱性試験を行うことが好ましいとされています。試験をご希望の際には、試験の条件をご相談下さい。また、加熱前/後の菌数測定をご希望の場合は、耐熱性試験 (定量) をご選択下さい。

至適生育条件確認試験

各生育条件 (温度、pH、NaCl濃度) の上限と下限を確認し、至適な生育条件を確認します。

芽胞液作製

 指定微生物株の芽胞液を作製します。芽胞の濃度、液量をご指示下さい。微生物株の芽胞形成能により濃度や納期は変動する可能性があります。

有機酸分析

 培養液中の有機酸 (クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、ギ酸、酢酸、フマル酸、プロピオン酸、iso-酪酸、n-酪酸、iso-吉草酸、n-吉草酸の13種類) を定量します。微生物株の代謝および資化による培養液中の有機酸組成変化を把握できます。

胆汁酸分析

 糞便から分離した微生物株の培養液中に含まれる非抱合型胆汁酸 (コール酸、α, β, ωムリコール酸、ヒオコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸、リトコール酸、デヒドロコール酸、イソデオキシコール酸、7-ケトデオキシコール酸、7-ケトリトコール酸の14種類) を定量します。
 追加オプションで、抱合型胆汁酸 (グリココール酸、グリコヒオコール酸、グリコケノデオキシコール酸、グリコデオキシコール酸、グリコウルソデオキシコール酸、グリコリトコール酸、タウロコール酸、タウロαムリコール酸、タウロβムリコール酸、タウロヒオコール酸、タウロケノデオキシコール酸、タウロデオキシコール酸、タウロウルソデオキシコール酸、タウロリトコール酸の14種類) を分析することも可能です。

腐敗産物分析

 糞便から分離した微生物株の培養液中に含まれる腐敗産物 (フェノール類 (P-クレゾール、フェノール、4-エチルフェノール) 、インドール、スカトール) を定量します。

価格・納期

試験項目単位単価(税抜)目安納期
黄色ブドウ球菌
毒素遺伝子検出試験
プライマーセット1,2,3
検体数1、1プライマーの場合検体
37,000円
10営業日
+2営業日/プライマーセット追加毎
検体数1、2プライマーの場合検体
39,000円
検体数4、1プライマーの場合検体
14,000円
検体数2、2プライマーの場合検体
24,000円
黄色ブドウ球菌菌株識別試験 (POT法)
1~3株
29,000円
10営業日
4~8株
20,000円
9株~お問い合わせ下さい
溶血性試験
6,000円
8営業日
耐熱性試験 (定性・1条件)
20,000円
10営業日
耐熱性試験 (定量・1条件)
36,000円
10営業日
至適生育条件確認試験
温度 (定性・5条件)
15,000円
10営業日
pH/NaCl濃度 (定性・5条件)
20,000円
12営業日
芽胞液作製
28,000円~
10営業日~
有機酸分析
1検体
52,000円
22営業日
2検体~お問い合わせ下さい
非抱合型胆汁酸分析
1検体
60,000円
22営業日
2検体~お問い合わせ下さい
<追加オプション>抱合型胆汁酸分析
1検体
+2,000円
お問い合わせ下さい
腐敗産物分析
1検体
33,000円
22営業日
2検体~お問い合わせ下さい

※ 未植菌の培地 (ブランク) の測定を行う場合には、追加費用が必要となります。ご希望の方はお問い合わせ下さい。
・ 常用培地以外の培地や嫌気条件での培養などをご指定の場合、追加費用が必要となります。【ガイド】 追加費用、作業工程の実費・重複減額のご案内をご参照下さい。

ご依頼前の同意事項

ご依頼前の同意事項(共通) およびテクノスルガ・ラボ基本約款 を確認してお申込み下さい。

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