菌数測定 (培養法)

特長

  • 公定法以外のお客様独自のプロトコルにも対応

  • 土壌や食品に限らず、 様々な検体の受け入れが可能

  •  対象コロニーを分離し、同定することも可能

概要

細菌、カビ、酵母を対象として、指定の培養条件 (好気/嫌気、温度、pH、培地の種類など) や芽胞菌、大腸菌・大腸菌群、乳酸菌、耐塩性菌などの特定の微生物の菌数測定を行います。平板培地を用いた菌数測定 (表面塗抹法、混釈法) と液体培地を用いた菌数測定(MPN法) の2種類をご用意しております。
また、培養を介さない「菌数測定(蛍光染色法)」もご用意しております。

使用する培地について

当社の培地は培地性能試験を実施しておりません。培地性能試験を実施した培地による試験をご希望のお客様は、培地性能試験を実施済の培地をご提供下さい。必要数は試験検体数、試験内容により変動しますのでお問い合わせ下さい。

受入可能な検体

種類

必要量 ( 目安 )

備考

培養液などの液体

50 mL

検体の劣化や微生物叢の変化を抑えるため、 冷蔵でお送り下さい ( ただし、 冷蔵に適さない微生物もあります)。
到着予定日は当社営業日とし、 依頼書などで事前に到着日をお知らせ下さい。

活性汚泥

50 mL

地下水などの環境水

100 mL

土壌など

10 g

作業の流れ (平板塗抹法)

  • 検体の計量

  • 希釈系列の作成

  • 塗抹、培養
  • 計数・写真撮影

  • CFUの算出

納品内容

試験項目

報告内容

付属データ

付属データ

生菌数測定法

混釈、 または平板塗抹法

培地組成、 温度、 時間などの培養条件
菌数測定結果(CFU/mL or  CFU/g)

菌数測定平板像

メンブレンフィルター法

最確数 (MPN) 法

好気性細菌

培地組成、 温度、 時間などの培養条件
各希釈段階の陽性結果
MPN 表と照合した菌数測定結果
(MPN/mL or  MPN/g)

試験管観察像

嫌気性細菌

報告書サンプル

SAMPLE/16S rDNA-500 (BLAST) 報告書v1.12のサムネイル

価格・納期

試験項目

単位

単価(税抜)

目安納期

生菌数測定法

平板塗抹法 によるコロニー計数

検体

各希釈段階、 3 枚塗抹
23,000 円

14 営業日~
嫌気培養の場合は、
+2 ~ 4 営業日

混釈法 によるコロニー計数

検体

各希釈段階、 3 枚塗抹
23,000 円

メンブレンフィルター法
によるコロニー計数

検体

1 点で n=3 or 3 点で n=1 の場合

19,000 円

最確数 (MPN) 法

好気性細菌

検体

24,000 円

16 営業日~
嫌気培養の場合は、
+2 ~ 4 営業日

嫌気性細菌

検体

29,000 円

  • 常用培地以外の培地や嫌気条件での培養などをご指定いただいた場合、追加費用が必要となります。【ガイド】追加費用のご案内をご参照下さい。
  • 特定の菌種のみを計数したい場合はご相談下さい。
  • 10倍希釈6段階以上の希釈が必要な場合には、別途、希釈系列作製追加費用 3,000円 (税抜) 〜が必要となります

ご依頼前の同意事項

・ 機能性表示食品の届出のため作業手順書を発行する際は、発行費用 3,000円 (税抜) をご請求します。
・ ご依頼前の同意事項(共通)を必ずご確認下さい。
・ 検体の生育性の有無や培養時間は、その菌の性状に依存します。当社は試験の遂行に最善の努力を払いますが、実施の確実性を保証するものではありません。
・ 培養条件や培養スケールの違いにより、菌株の性状が変化する可能性があります。これらの試験結果への影響について、当社は保証するものではありません。
・ 培養は、お客様のご指定、または当社で適当と判断した培養条件で行いますが、十分な生育が得られることを当社は保証するものではありません。
・ バイオセーフティレベルは、「細菌:日本細菌学会バイオセーフティ指針」、「カビ・酵母:Atlas of clinical fungi」または「各保存機関の情報」 を採用しています。他の機関や海外との情報が異なる場合があります。
・ バイオセーフティレベルは、病原体の危険度レベルに基づく分類です。結果に報告されるバイオセーフティレベルは、当社がその安全性(危険性)を保証するものではありません。
・ バイオセーフティレベル (BSL) は、各微生物種に対し定められています。報告書で示すBSLは目安であり、検体自体のBSLを示すものではありません。