唾液中sIgA分析
特 長
- 急性ストレスの指標として知られる唾液中の分泌型免疫グロブリンA (Secretory Immunoglobulin A,sIgA) を定量
概 要
分泌型 IgA (Secretory IgA, sIgA) は免疫グロブリンの一種で、2つのIgAモノマー分子がJ鎖を介して結合した二量体が粘膜上皮細胞の基底膜側に発現している分泌成分 (Secretory component) と結合して分泌されます。sIgAは、唾液、涙、鼻粘膜、母乳 (特に初乳)、気管・気管支や消化管などの粘膜分泌物中で多く存在し、主に上皮細胞の基底膜側に見られ、粘膜部位への微生物の付着を防止し、透過侵入を防ぐ役割を担っています。
生後間もない乳児は免疫機構が未熟なため母乳中のsIgAを口から摂取することで微生物の侵入を防御しています。また、病原体だけでなく、口腔内細菌に対しても特異的な抗体活性がみられます。
唾液中sIgAについては、ストレスや運動との関連も研究されています。
受入可能な検体
検体区分 | 由来 | 検体の種類 |
---|---|---|
B区分 | ヒト | 唾液 |
必要検体量・対象成分/評価項目
対象成分/評価項目 | 定量下限値 | 測定・分析方法 | 分析必要量 |
---|---|---|---|
sIgA (分泌型IgA) | 1 µg/mL | ELISA法 | 0.5~1.0 mL |
唾液検体の返送
唾液検体は、全量を使用しますので返送いたしません。必要検体量を事前に分注してご送付下さい。
納品内容
報告内容 | 形式 |
---|---|
定量値 | Excelファイル |
価格・納期
試験項目 | 検体数 | 単位 | 単価(税込) | 納期 |
---|---|---|---|---|
唾液中sIgA分析 (ヒト) | 1~3 | 検体 | 46,200円 | 17営業日~ |
4~6 | 検体 | 33,000円 | ||
7~29 | 検体 | 28,600円 | ||
30~ | 検体 | 26,400円 | お問い合わせ下さい |
ご依頼前の同意事項
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